日本タイポグラフィ年鑑2010

『日本タイポグラフィ年鑑2010』

■著者:日本タイポグラフィ協会編 ■出版社:グラフィック社 ■価格:18900円

松永真氏の作品をはじめ、タイポグラフィ主体の制作物の粋を集めたデザイン年鑑。

グラフィックデザイナー、アートディレクターらを対象に、タイポグラフィをメインにした制作物を公募している「日本タイポグラフィ年鑑」の2010年版。今回も国内外から1,500点を越える作品が集まり、日本タイポグラフィ協会の審査委員による厳選な審査の結果、昨年を大幅に上回る434点の秀作が選出、収録された。グランプリ作品には、タイポグラフィの年鑑にふさわしく、片岡朗氏のタイプフェイス「丸丸gothic」が選ばれた。巻頭を飾る氏の受賞インタビューは傾聴に値する。巻末には恒例の日本タイポグラフィ協会が選ぶ「第9回佐藤敬之輔賞」の発表を収録(受賞は向井周太郎氏と「アイディア」誌)。
また、応募数急増で水準が年々高くなる学生部門は、2年連続多摩美の学生がグランプリを受賞した。